むし歯って、なんでできるの?
Q むし歯って、なんでできるの?
「最近虫歯ができやすくて…原因ってなんなんですか?」
「虫歯のリスクって、歯磨きだけでなく、実は“お口の中のpH(ペーハー)”が関係してるんですよ!」
◆そもそも虫歯ってどうしてできるの?
「虫歯って、チョコとか甘いものを食べるとなるイメージですけど、具体的にどうしてなるんですか?」
「虫歯は、ミュータンス菌などの細菌が、食べ物に含まれる糖(砂糖)をエサにして酸を出すことで歯が溶けることで起きます。これを脱灰(だっかい)と言います」
◆ステファンカーブってなに?
「最近“ステファンカーブ”って言葉を聞いたんですけど、虫歯と関係あるんですか?」
「はい、ステファンカーブとは、食事後にお口の中のpH(酸性度)がどう変化するかを示したグラフです」
「食事をすると、お口の中は一気に酸性(pHが5.5以下)に傾き、歯が溶けやすくなります。
でも、唾液の働きでだんだん中性に戻る。この回復を“再石灰化”といいます」

◆じゃあ、虫歯を防ぐにはどうすればいいんですか?
「なるほど〜!じゃあ、ずっと何か食べていると、ヤバイってことですか?」
「そうです!“ダラダラ食べ”や間食が多いと、お口の中がずっと酸性のまま=虫歯のリスクが高くなります」
🔑虫歯予防の3つのポイント!
1. 間食の回数・時間を決める。
2. 食後すぐの歯みがき(特に寝る前)
3. よく噛んで唾液を出す!キシリトールなど糖でも酸を作らないものを摂取する。
「唾液には酸を中和する力と、再石灰化を助ける働きがあります。よく噛んで食べることが、実は“天然の虫歯予防”になるんです!」
まとめ:虫歯のリスクは“食べ方”で変わる!
「ステファンカーブってすごくわかりやすいですね!日常のちょっとした習慣が虫歯予防になるんだ〜!」
「そうなんです。虫歯になりやすい人は、食べる回数・時間・噛む回数を見直すだけでも、お口の環境が変わってきますよ。歯ブラシのやり方も大事ですが、ここを気を付けてみてください!」