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歯医者さんに聞いてみた

インプラントが「できない、向かない」方はいる?注意が必要な条件

「誰でもできる治療」ではなく、「安全に成功させる条件」があります!

 

「インプラントを考えてるんですが、私でもできますか?」って相談、増えています。結論、インプラントができない方っていらっしゃるんですか?

 
 

 結論から言うと、います。

ただし大事なのは、

  1. 避けたほうがよいケース
  2. 条件を整えれば可能なケース
  3. 治療はできても“向きにくい”ケース

に分けて考えることです。

インプラントは全身状態や生活習慣が成功率に関わるため、まず適応評価が重要だと各種ガイドラインでも整理されています。

 

インプラントが「向かない」=本人が悪いではない

 

「向かない」と言われるとショックを受ける方もいます…。

 
 

そこは誤解してほしくないですね。

向き不向きは体質・病気・薬・口腔環境の組み合わせで決まります。

無理に進めるより、ブリッジ・入れ歯・条件を整えてからインプラントなど、最適解を選ぶことが大切です。

 

① 「避けたほうがよい」ケース(慎重に判断が必要)

条件1:骨粗鬆症などの薬(ビスホスホネート等)を使用中

 

骨粗鬆症の薬があるとダメですか?

 
 

必ずダメではありませんが、注射のビスホスホネート、顎の骨が壊死(MRONJ)リスクが問題になり、インプラントを「通常は考えない」とするガイドラインもあります。 飲み薬でもリスク評価が必要なので、自己判断せず主治医と歯科で情報共有が必須です。

 

条件2:顎への放射線治療歴(骨の治癒リスク)

 

がん治療で放射線を当てた方は?

 
 

顎骨の血流や治癒に影響が出ることがあり、リスク要因として挙げられます。
この場合も一律に断定せず、医科との連携が重要です。

 

② 「条件を整えれば」可能になりやすいケース

条件3:糖尿病(コントロール不良)

 

糖尿病だとできないですか?

 
 

ポイントはコントロール状態です。ガイドラインでは、コントロール不良(HbA1cが高い)だと感染等をおこし、合併症や失敗リスクが高いので、改善するまで避けると整理されています。 

逆をいえば、状態が安定しているなら治療が検討できます。

 

条件4:歯周病が強い、治療途中(炎症が残っている)

 

歯周病があると、インプラントは不利ですか?

 
 

はい。歯周病は“炎症の病気”なので、口の中に炎症が残ったままだとインプラントにも悪影響が出やすい。さらに「歯周病の既往」がリスク要因として挙げられることもあります。 だからこそ、当院ではまず歯周治療(口腔管理)で土台を整えることを重視します。

 

③ 治療はできても「向きにくい」ケース(長持ちしにくい・トラブルが増えやすい)

条件5:喫煙

 

喫煙はやっぱり影響しますか?

 
 

影響します。厚労省の「歯科インプラント治療指針」でも、喫煙は創傷治癒不全や骨結合への影響、インプラント周囲炎の悪化リスクにつながる可能性が高いとされています。 

 

条件6:口腔清掃が難しい(メンテできない)

 

「歯みがきが苦手」だと向きませんか?

 
 

 インプラントは「入れて終わり」ではなく、毎日の清掃+定期メンテが成功に直結します。口腔衛生に取り組む姿勢”が重要だと述べています。 

清掃が難しい方は、まず磨き方・補助器具・通院頻度をセットで設計する必要があります。

 

よくある不安、質問集

不安①「できないと言われたら終わりですか?」

 

 他院で断られて落ち込む方もいます…。

 
 

終わりではありません。今の状態ではリスクが高いという意味で、

歯周治療・禁煙・血糖コントロール・薬の確認などで道が開けることもあります。 

また、ブリッジや入れ歯の方が適しているケースもあります。

 

不安②「骨が少ないと言われました。もう無理?」

 

骨量不足はよく聞きます。

 
 

骨量は重要ですが、無理ではなく追加処置や計画変更が必要になることがあります。まずはCTなどで正確に評価して判断します(状態により提案が変わります)。

 

不安③「薬を飲んでいます。止めないといけませんか?」

 

血液サラサラの薬や骨の薬など、心配です。

 
 

自己判断で中止はNGです。特に骨吸収抑制薬(ビスホスホネート等)はMRONJとの関係が議論されており、主治医と歯科の連携で方針を決める必要があります。

 

そう歯科学芸大学ではどうするか?

 

そう歯科学芸大学では「できる、できない」をどう判断しますか?

 
 

私たちは“可否の二択”ではなく、安全に成功させる条件を満たせるかで判断します。
具体的には、

  • 全身状態(糖尿病など)のコントロール状況 
  • お薬(特に骨粗鬆症薬など)の確認と医科連携 
  • 歯周病など口腔内の炎症を口腔管理として整える 
  • 喫煙など生活習慣のリスク評価 
  • 清掃とメンテが継続できるか を確認し、インプラントがベストでない場合は代替案も含めてご提案します。
 

まとめ

インプラントという量は素晴らしい治療ですが、隣り合わせの歯や予算などの状況におうじてその部分には他の治療法が適切な場合がございます。
拝見させていただき、確認し、ご納得いただける治療法をご提案、施術できればと思いますので、迷われている方は一度ご連絡下さい。

記事監修医師
中山総一郎 院長

中山総一郎 院長

そう歯科 学芸大学

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