デジタルで型どりができるんですか?教えて下さい!
先生、患者さんから「詰め物を作るときの型どりって、あの粘土みたいので型を取るしかないんですか?」ってよく聞かれますよね。
そうですね。従来はシリコンやアルジネートといった粘土のような材料で“型どり”をするのが一般的でした。でも最近は、口腔内スキャナーという方法が広がってきています。
当院では、 その1種であるTRIOS 5(トリオス5) を導入していて、精密な詰め物作りが可能になっています!

口腔内スキャナーって何が違うの?
スキャナーだと、あの「ムニュッ」とする粘土みたいな型どりがいらないんですよね?
はい。口腔内スキャナーは小さなカメラでお口の中を連続撮影し、3Dデータ化します。
異物感が少なく、嘔吐反射が出やすい方にも負担がかなり小さいです。
さらに、ズレや変形が起こりにくいので、より精度の高い詰め物が作りやすいのも利点ですね。
スキャナーを使ったほうが良い理由
型どりが苦手な方はもちろん、ほかにもメリットありますよね?
はい!以下のようなことが、ありますね。
- 精密さが高く、調整の少ない詰め物になりやすい
- 型どり材の固まる時間を待つ必要がない。
- 型の変形リスクがほぼゼロ
- デジタルデータなので、技工所とのやりとりもスムーズ→納期が早まります。
- 口腔内をカメラで撮るので、患者さん自身が状態を“見て”理解しやすい
特にTRIOS5は小型で撮影スピードが速く、患者さんの負担が本当に少ないです。
ただし、保険治療では注意点も
でも先生、保険治療ではスキャナーが使えない場合もありますよね?
おっしゃるとおりです。
保険の詰め物(銀歯など)では、口腔内スキャナーが適用できないケースが多いのが現状です。そのため、保険診療の場合は従来の型どりを行うことが基本になります。
ただし、
- 自費のセラミック治療
- 自費の入れ歯治療
などの場合は、スキャナーを積極的に使えます。
患者さんの希望や口腔内の状態に合わせて、最も適した方法を提案しています。
最後に──どちらが良いの?
結局、型どりとスキャナー、どっちが良いんでしょう?
一番大切なのは 「精度よく、長く使える詰め物を作ること」です。
そのために、スキャナーのほうが有利な場面は確実に増えています。
ただ、保険治療の適用範囲や自費治療であっても、お口の状態によっては型どりが必要な場合もあるので、個別に判断しています。
気になる方は、一度ご相談してください!