歯がしみるのはむし歯?知覚過敏?
院長、患者さんから「冷たいものを飲むと歯がしみるのですが、むし歯でしょうか?」という質問をよくいただきますよね。
はい、とても多いご相談です。
結論から言うと、歯がしみる原因は「むし歯」と「知覚過敏」の2つが多いです。
ただし、この2つは症状が似ているため、自分での判断が難しいこともあります。
歯がしみる主な原因
歯がしみる原因にはどんなものがありますか?
主な原因は次の3つです。
- むし歯
- 知覚過敏
- 歯ぐきが下がっている
この中でも特に多いのが、むし歯と知覚過敏です。
むし歯で歯がしみる場合
むし歯の場合はどんな症状になりますか?
むし歯の場合は、歯の内部まで進行すると刺激が神経に伝わり、しみる症状が出ることが多いです。
むし歯の特徴としては、
- 冷たいものがしみる
- 甘いものでしみる
- 何もしていなくても痛むことがある
- 痛みがだんだん強くなる
といった症状が見られます。
むし歯は自然に治ることがないため、早めの治療が必要です。
知覚過敏で歯がしみる場合
では知覚過敏の場合はどう違うのでしょうか?
知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が薄くなったり、以下の写真にように歯ぐきが下がったり(上の顎では歯茎が上にあがる)することで起こります。
特徴としては、
- 冷たいものがしみる
- 歯みがきでしみる
- 一瞬だけしみる
- 痛みが長く続かない
という点があります。
知覚過敏は、歯磨きの方法の改善や専用薬剤で症状が改善することもあります。

むし歯と知覚過敏の見分け方
患者さんが自分で見分けることはできますか?
ある程度の目安はあります。
むし歯の可能性が高い症状
- 温かいものもしみる
- 痛みが続く
- 歯に穴が開いていたり、黒い点がある
- 就寝時に痛みがでてくる。
知覚過敏の可能性が高い症状
- 冷たいものだけしみる
- 一瞬だけしみる
- 歯ぐきが下がっている
ただし、見た目では判断できないことも多いので、歯科医院での診察が大切です。
歯がしみるときは歯医者に行くべき?
具体的には、どのタイミングで歯医者に行くべきでしょうか?
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- しみる症状が続く
- 痛みが強くなってきた
- 歯に黒い部分がある
- 噛むと痛い
むし歯が進行すると、神経の治療(根管治療)が必要になることもあります。
早めに診察を受けることで、小さな治療で済む可能性が高くなります。
そう歯科学芸大学ではどのように診断する?
そう歯科学芸大学では、歯がしみる患者さんにはどのような診察を行っていますか?
まずは原因を正確に見極めることが大切です。
当院では、
- 視診(歯の状態の確認)
- レントゲン検査
- 歯ぐきの状態のチェック
- 噛み合わせの確認
などを行い、むし歯なのか知覚過敏なのかを診断します。
知覚過敏の場合は、
- 知覚過敏用の薬剤の塗布
- 歯みがき方法のアドバイス
- 必要に応じて、すりへりがあるところにプラスチックで補修
- 状況に応じて、歯茎が下がっているところに歯肉移植の検討
などを行います。
むし歯が原因の場合は、歯の状態に合わせて適切な治療をご提案しています。
まとめ 歯がしみる原因はむし歯か知覚過敏の可能性
歯がしみる原因として多いのは、
- むし歯
- 知覚過敏
の2つです。
症状が似ているため、自己判断が難しい場合もあります。
「冷たいものがしみる」「歯みがきでしみる」「噛むと痛い」
このような症状がある場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。