TCH(歯列接触癖)とは?無意識の食いしばりが顎関節症の原因に?
院長、最近「TCH」という言葉を耳にすることが増えましたが、これは何ですか?
TCHとは「Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)」の略です。
簡単に言うと、上下の歯を無意識に接触させ続けてしまう癖のことです。
本来、歯は接触していないのが正常
歯って普通は当たっているものではないんですか?
実は違います。リラックスしている状態では、上下の歯は1~3mmほど離れているのが正常です。しかしTCHがある方は、
- 仕事中
- スマートフォンを見ているとき
- 集中しているとき
などに、無意識に歯を接触させています。
この状態が長時間続くことで、顎や筋肉に負担がかかるのです。
TCHが引き起こす症状とは?
TCHがあると、どんな症状が出るんですか?
代表的な症状は次の通りです。
- 顎のだるさ・痛み
- 顎関節症
- 頭痛
- 肩こり
- 歯の違和感
- 食いしばりの悪化
特に、顎関節症の原因のひとつとしてTCHが注目されています。
強い力でなくても、「弱い力が長時間続く」ことが問題なのです。
TCHと食いしばり・歯ぎしりの関係
夜の歯ぎしりとも関係があるのでしょうか?
はい。
日中に無意識の食いしばり(TCH)がある方は、就寝中の歯ぎしりも強い傾向があります。
つまり、TCHの改善は歯ぎしり予防にもつながるのです。
TCHのセルフチェック方法
自分がTCHかどうか、確認する方法はありますか?
あります。
今この瞬間、上下の歯は触れていますか?
もし触れているなら、それはTCHの可能性があります。1日の中で何度も歯が接触している場合は注意が必要です。
そのほかにも、1分ほどあえて上下の歯を接触させて、特に違和感を感じなければ、それもまた習慣があることになります。
TCH(歯列接触癖)の改善方法は?
TCHはどうやって改善できますか?
まず大切なのは「歯は離れているのが正常」という認識を持つことです。
改善のポイントは、
- デスクやパソコンに「歯を離す」と書いたメモを貼る
- スマートフォンに1時間ごとのリマインダーを設定
- 唇は閉じて、歯は離す姿勢を意識する
この習慣化が非常に効果的です。
TCHは“癖”なので、意識づけで改善できることが多いのです。
顎関節症や慢性的な不調がある方へ
どんな方が一度相談したほうがいいですか?
- 顎がカクカク鳴る
- 口を開けにくい
- 顎がだるい
- 原因不明の頭痛や肩こりがある
こういった症状がある方は、TCHが関係している可能性があります。
早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
まとめ TCHの改善が顎の健康を守る!
TCH(歯列接触癖)は、無意識の食いしばりによって顎や歯に負担をかける習慣です。
歯は本来、離れているのが正常な状態です。
その意識を持つことが、顎関節症の予防や食いしばり改善の第一歩になります。
顎の違和感や慢性的な不調がある方は、お気軽にご相談ください。
そう歯科学芸大学では、TCHを含めた顎関節治療にも対応しております。
お困りのことがあれば、気になるというレベルでもご連絡ください。